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矯正歯科治療の種類

ワイヤー矯正(金属・クリアブラケット)

矯正の中では一番ポピュラーな方法で、歯に直接“ブラケット”という装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かしていきます。
装置は通常金属でできた銀色のものを歯の表側に接着するため、口を開くと装置が見えてしまい見目があまりよくありません。
見た目を気にされる方には、金属以外にプラスチックやセラミックでできた装置があるためそちらを選ぶこともできます。

クリアブラケット
プラスチックやセラミックでできた装置を“クリアブラケット”と呼び、金属と違い透明なので見た目にも目立ちにくいメリットがあります。
またブラケットのほかに、新開発された“クリアスナップ”を使用することでより装置を目立たなくすることが可能になっています。

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マウスピース型矯正

マウスピース型の矯正装置は透明で簡単に取り外しができるため、扱いやすく見た目にもあまり目立ちません。
この装置は“アライナー”といい、歯それぞれに装置を装着するのではなく歯列全体を包み込む形なので、上顎、下顎共に全体を一度に動かしていくような形になります。
大体2週間ごとに新しいものに交換し、通常取り外しは食事や歯磨きの時の短時間に抑え、一日に20時間以上の装着が望ましいです。
アライナーにはいくつか種類があり、メーカーによって交換頻度などが変わってきますが、自身で装着できることや手入れが比較的簡単であることはどこも共通しています。
マウスピースによる矯正は目立ちにくく、歯に直接装置を接着しなくても良いという利点がありますが、その分簡単な治療にしか使用できないという欠点もあります。
一般的には「インビザライン」、「クリアアライナー」、「アクアシステム」といった方法がとられます。

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舌側矯正

口内に取り付ける装置は一般的にはすべて表側に接着されますが、この場合、装置はすべて歯の裏、舌側に取り付けられます。
見た目には矯正をしていることがほとんどわからないのが特徴です。
別名「リンガル矯正(lingual:舌側)」、「裏側矯正」とも呼ばれています。
ブラケットとワイヤーをすべて歯の裏側、舌側に取り付けて歯を動かしていくため、一般的に表に取り付ける方法に比べて歯が動かしにくいことや、舌に違和感を感じたり場合によっては痛めてしまうことがデメリットと言えます。
また、治療期間も多少ですが長くなることや、技術的に難しいため料金が割高になってしまいます。
歯の裏側に装置があることで見た目には変化が見られない分、装置の手入れも難しく虫歯になりやすいため、丁寧なブラッシングが必要になります。

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インプラント矯正

ワイヤーを使用した場合、接着した装置とワイヤーをつなげることによってそれぞれに力がかかり歯を移動していきますが、引っ張る力が安定しないのが難点でした。
そこで安定した移動をさせるために、インプラント矯正を使用します。
インプラントの場合、チタンでできた専用のインプラントを顎の骨に埋めて結合させ、そこを支柱にして他の歯を移動させていく方法です。
ワイヤーでの治療と比べて、安定して歯の移動が可能なため通常2年から3年かかる治療が約半分ほどで終了することができます。
従来より早く、より効率的に歯の移動をすることができるため注目されている方法です。
インプラントを用いた矯正を行っているところはまだまだ少なく、新しい方法ということで情報が少ない部分もありますが、従来に比べて治療期間が短く済むことや、確実に歯を動かすことができるという治療結果があるため、今後さらに広まっていく方法かもしれません。
インプラントは舌側矯正と同時におこなうこともあり、舌側のデメリットを補うために使われることもあります。

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コルチコトミー、オステオトミー併用矯正

コルチコトミーとオステオトミーはどちらも歯槽骨という歯を支える骨の名称です。
コルチコトミー、オステオトミー併用矯正は、歯槽骨に切れ目を入れて治療をおこなう方法です。
歯槽骨の表層である皮質骨を取り除くことをコルチコトミーと言い、こうして歯を支える骨に切れ目を入れることで歯が動きやすくなり装置の装着期間を大幅に短縮することができます。
通常の装着期間の2分の1から3分の1ほどで終了することができ、場合によっては半年かからずに治療が終わる場合もあります。
個人差のある方法ではありますが、歯が動きやすくなることで歯にかかる負担を大幅に減らすことができ、治療終了後の後戻りもしにくいため、優秀なの治療方法と言えるでしょう。
しかしながらコルチコトミー、オステオトミー併用矯正には高度な技術と知識が必要になるため日本でコルチコトミー、オステオトミー併用矯正をおこなうことができるところはまだほとんどありません。
この方法を取るには歯科矯正学、解剖学、歯周病学、口腔外科学などの知識が必要で、歯槽骨という歯を支える部分に切れ目を入れることになりますから、医師の技術力とトラブルが起きたときに対処できる知識が非常に重要になってきます。
できることならばこの方法を使った治療経験があり、いくつかの症例を確認している医師の元で治療をおこなうことを推奨します。

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外科手術による矯正

歯並びだけの問題ではなく、顎関節や顏の歪み、下顎の突出などを治療するために外科手術が必要な方法になります。
通常の矯正だけでは歯並びや噛み合わせを治すことはできても、顎の骨まで矯正することができません。
外科手術を用いる場合としては、ワイヤーやインプラントと言った口内へのアプローチがどうしても顎の位置や骨の関係で難しい時、それからフェイスラインや顏の歪みなど見た目を気にされる場合には外科手術を併用していきます。
俗にいう受け口や出っ歯といった、特に噛み合わせに大きな影響を与える症状の場合はほとんどが外科手術なしでは難しい治療になります。
顎を後ろに下げたり、前に出したりといった外科手術をおこなうため、歯科だけではなく外科も行っている公的医療機関と提携して治療を行っていきます。
手術をおこなう前の事前調整を行った後、手術、その後後戻りのための保定治療といった流れになります。
手術後は1週間から2週間ほど入院が必要になるため、保険での治療が行える場合はぜひそちらを選びましょう。
保険は育成更正医療指定機関に指定されている医院ならば適用できますので、治療前に医師に確認しておきましょう。

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